下肢静脈瘤と診断された方から寄せられる質問

下肢静脈瘤といえば、蛇のようにうねった血管、隆起した瘤など皮膚表面から見える青い血管を思い浮かべる方が多いと思います。しかし、表面からは見えなくても静脈の逆流がある、血栓ができているなど、隠れた静脈瘤は意外に多いものです。
下記のかんたんウェブ診断で、ご自身の脚の不安を解決しましょう。

  • Q2

    立ち仕事の人はよく発症すると聞きましたが?

    A

    下肢静脈瘤の原因としては遺伝によるものが多いので、必ずしも立ち仕事の人がよく発症するとはいえませんが、立ち仕事の人は動かない、歩かない状態が長く続くことにより症状が進行し、下肢静脈瘤であることを自覚しやすいのだと思います。
    膝から下には、腓腹筋(ひふくきん)やヒラメ筋といった歩くための筋肉がありますが、これは歩くたびに収縮をして、血液を押し上げる働きもしています。
    心臓の力で運ばれる血液よりも、歩く時の筋肉の収縮によって血液が心臓に向かって流れる方が多いのです。
    ふくらはぎが「第二の心臓」と呼ばれるのはこのためです。
    ですから、寝たきりになってしまうと足の血液が澱んでしまい、下肢静脈瘤が悪化するのです。立ち仕事の人にも同じことが言えます。
    最近エコノミーシート症候群という病気がメディア等で取り上げられていますが、これは、下肢静脈瘤がある人が長時間座っていることにより血栓ができて肺塞栓を起こす病気です。
    人は座っていると骨盤のあたりにある一番太い静脈がつぶれてしまいます。その状態で長時間足を動かさないので血液が流れず血栓ができてしまうのです。

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