下肢静脈瘤と診断された方から寄せられる質問

下肢静脈瘤といえば、蛇のようにうねった血管、隆起した瘤など皮膚表面から見える青い血管を思い浮かべる方が多いと思います。しかし、表面からは見えなくても静脈の逆流がある、血栓ができているなど、隠れた静脈瘤は意外に多いものです。
下記のかんたんウェブ診断で、ご自身の脚の不安を解決しましょう。

  • Q1

    足の血管がぼこぼこと浮いてきて、病院で診てもらったら「下肢静脈瘤」と診断されたのですが、どんな病気ですか?

    A

    下肢静脈瘤とは大昔から知られている病気で、古くは古代ギリシャ時代の彫刻像の足にも見られました。女性の病気と思われがちですが、同じ頻度で男性にも見られます。
    人間が4本足で歩いていた時にはなかった病気で、人間が2本足歩行になって起こった病気だと考えられます。
    足から心臓に向かって血液を運ぼうとすると、重力に逆らうために逆流を起こしてしまいます。そのため人間の静脈すべてに逆流を起こさないための弁(バルブ)がついているのです。 遺伝などの原因により足の弁の機能が低下すると静脈血の逆流・うっ滞が起こります。その状態が長く続くと静脈が拡大し、瘤(こぶ)のようにぼこぼことなるのが静脈瘤です。

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